伊藤英明は過去に大河ドラマに出たことがある？作品名・役柄・出演回まで徹底調査！

映画やドラマで圧倒的な存在感を放つ俳優・伊藤英明さん。そのワイルドな魅力と確かな演技力で、多くのファンを魅了し続けています。

この記事では、伊藤英明さんの大河ドラマ出演歴に焦点を当て、どの作品でどんな役を演じたのか、さらにはその役柄の背景や当時の評判まで、徹底的に調査し、詳しく解説していきます。

伊藤英明、大河ドラマ出演作品一覧 – 注目の役柄は？

調査の結果、伊藤英明さんはこれまで2作品のNHK大河ドラマに出演されていることがわかりました。どちらの作品でも、物語の重要な鍵を握る人物を演じています。

• 『利家とまつ～加賀百万石物語～』（2002年） – 前田利長（まえだ としなが）役
• 『麒麟がくる』（2020年） – 斎藤義龍（さいとう よしたつ）役

それぞれの作品での役どころを詳しく見ていきましょう。

『利家とまつ～加賀百万石物語～』（2002年） – 前田利長役

伊藤英明さんが初めて大河ドラマに出演したのは、2002年に放送された『利家とまつ』です。主人公である前田利家（唐沢寿明）と、その妻・まつ（松嶋菜々子）の長男、前田利長役を演じました。

当時26歳だった伊藤さんは、若々しさと誠実さを感じさせる演技で、偉大な父・利家の跡を継ぎ、加賀百万石の礎を築く嫡男の葛藤や成長を見事に表現しました。

利家の死（1599）直後、加賀征伐を画策した徳川家康に対し、利長は母・芳春院（まつ）を江戸へ人質として差し出し前田家を存続させる決断を下すなど、忍従の道を歩んだ人物です。

伊藤さんのほかにも、織田信長役に反町隆史さん、佐脇良之役に竹野内豊さんなど、豪華なキャストが揃ったことでも話題となった作品です。

『麒麟がくる』（2020年） – 斎藤義龍役

2020年放送の『麒麟がくる』では、物語序盤の重要な人物である斎藤義龍（高政）を演じました。

主人公・明智光秀（長谷川博己）の主君・斎藤道三（本木雅弘）の息子でありながら、父との確執の末に、長良川の戦いで父を討つという「父殺し」の宿命を背負った悲劇的な武将です。

伊藤さん自身は岐阜県の出身で、もともと地元の英雄である斎藤道三のファンだったため、その息子である義龍を演じることには複雑な思いがあったと語っています。しかし、役を演じる上で義龍について深く知るうちに、その印象が180度変わったそうです。

唯一心を許せる相手である光秀への嫉妬や信頼といった複雑な感情を巧みに演じ、視聴者からは「胸が締め付けられる」「切ない」といった声が上がり、その名演が高く評価されました。

伊藤英明、大河ドラマでの役づくりと評価

父へのコンプレックスと孤独を体現した『麒麟がくる』の斎藤義龍

『麒麟がくる』で伊藤さんが演じた斎藤義龍は、偉大な父・道三へのコンプレックスに苦しみ、常に孤独を抱える人物でした。

伊藤さんはインタビューで、高政（義龍）が唯一心を許せる相手が光秀であり、特別な思いを寄せていたと語っています。光秀に翻弄されながらも、どこかで信頼し、求めてしまう。そんな義龍の人間的な弱さや切なさが、伊藤さんの演技からひしひしと伝わってきました。

特に、光秀との決別のシーンは、多くの視聴者の涙を誘い、「切なく美しい」と大きな反響を呼びました。当初は好きになれなかったという役柄に真摯に向き合い、その功績や人間性にまで目を向けた役作りが、視聴者の心を打つ深みのあるキャラクターを生み出したのです。

全出演回リスト（作品ごと）

確認できた伊藤英明さんの全出演回をリストアップします。

『利家とまつ～加賀百万石物語～』（前田利長 役）

当初は「利勝」の名で登場し、後に「利長」と改名。全18回に出演しています。

• 第24回「赤い星」
• 第25回「光秀の悲劇」
• 第26回「本能寺の変」
• 第28回「清須犬猿合戦」
• 第30回「男泣き！柴田勝家」
• 第31回「賤ヶ岳の夫婦」
• 第32回「炎上、勝家と市」
• 第33回「金沢入城」
• 第35回「末森城の決戦」
• 第37回「真実の男とは」
• 第40回「鬼の淀どの」
• 第41回「小田原攻め」
• 第43回「大政所の遺言」
• 第44回「猿千代誕生」
• 第45回「利家 出仕拒否」
• 第46回「父子の名乗り」
• 第48回「家康暗殺」
• 最終回（第49回）「永遠の愛」

『麒麟がくる』（斎藤義龍／高政 役）

回想シーンも含め、全15回に出演しています。

• 第1回「光秀、西へ」
• 第2回「道三の罠」
• 第3回「美濃の国」
• 第7回「帰蝶の願い」
• 第8回「同盟のゆくえ」
• 第11回「将軍の涙」
• 第12回「十兵衛の嫁」
• 第13回「帰蝶のはかりごと」
• 第14回「聖徳寺の会見」
• 第15回「道三、わが父に非ず」
• 第16回「大きな国」
• 第17回「長良川の対決」
• 第18回「越前へ」（回想）
• 第19回「信長を暗殺せよ」
• 第38回「丹波攻略命令」（回想）

伊藤英明の多面的な魅力 – 大河以外の代表作

伊藤英明さんの魅力は、大河ドラマで見せた重厚な時代劇の演技だけにとどまりません。

彼のキャリアを語る上で欠かせないのが、映画『海猿』シリーズでの海上保安官・仙崎大輔役です。熱い正義感と人間味あふれるキャラクターは、多くの人々に愛されました。

その他にも、映画『悪の教典』でのサイコパスな教師役や、数々の医療ドラマで見せるクールな外科医役など、善人から悪役まで幅広い役柄をこなし、その演技の幅広さを示しています。

大河ドラマで演じた歴史上の人物の苦悩や葛藤と、現代劇で見せる様々な表情を比較することで、伊藤英明という俳優の奥深い魅力をより一層感じることができるでしょう。

Q&Aで解決！伊藤英明と大河ドラマの気になる疑問

Q. 伊藤英明が初めて大河ドラマに出演したのはどの作品ですか？

A. 伊藤英明さんが初めて大河ドラマに出演したのは、2002年に放送された『利家とまつ～加賀百万石物語～』で、主人公・前田利家の嫡男である前田利長役を演じました。

Q. 伊藤英明は『麒麟がくる』でどんな役を演じましたか？

A. 2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』では、斎藤道三の息子であり、父を討つことになる悲劇の武将・斎藤義龍（高政）役を演じました。その鬼気迫る演技は大きな話題となりました。

Q. 伊藤英明が出演した大河ドラマを今から視聴する方法はありますか？

A. 過去の大河ドラマは、NHKの公式動画配信サービス「NHKオンデマンド」で視聴できる場合があります。この記事の終わりにある配信サービスの情報をぜひチェックしてみてください。

まとめ

伊藤英明さんは、これまで『利家とまつ』と『麒麟がくる』の2作品の大河ドラマに出演し、それぞれで物語の重要な役割を担う武将を見事に演じきってきました。

父の跡を継ぐ者の苦悩や、父との確執に揺れる息子の悲哀など、複雑な内面を持つ人物を深みのある演技で表現し、俳優としての確かな実力を示しています。

彼の演じた役柄を知ることで、作品をより深く楽しむことができるはずです。ぜひこの機会に、伊藤英明さんが出演した大河ドラマをご覧になってみてはいかがでしょうか。

伊藤英明さん出演の大河ドラマ『利家とまつ』や『麒麟がくる』を見るには？おすすめ視聴方法３選

伊藤英明さんが出演した大河ドラマ『利家とまつ～加賀百万石物語～』や『麒麟がくる』を、もう一度見たい、あるいは初めて見てみたい、と考えている方もおられると思います。

ここからは、これらの作品をお得に視聴する方法を３つご紹介しますね。

いかがでしたでしょうか？
ご自身にぴったりの方法で、伊藤英明さん出演の大河ドラマをぜひ楽しんでくださいね。