子役時代から第一線で活躍し、その確かな演技力で多くの視聴者を魅了し続ける俳優・神木隆之介さん。変幻自在な役柄をこなす彼ですが、

そういえば、神木くんって大河ドラマに出てたっけ?
と、気になったことはありませんか。凛とした佇まいは、武将や歴史上の人物にもぴったりな気がしますよね。
この記事では、そんな神木隆之介さんのNHK大河ドラマへの出演歴を、作品名や役柄、さらには各作品でのエピソードや出演回リストまで、徹底的に掘り下げてご紹介します!
神木隆之介、大河ドラマ出演作品一覧 – 圧巻のキャリアと役柄たち
結論から言うと、神木隆之介さんはこれまでに4作品もの大河ドラマに出演しています。
驚くべきは、そのすべてが歴史上の重要人物や物語のキーパーソンであることです。彼の輝かしい大河ドラマでの足跡を、放送年順に見ていきましょう。
- 葵 徳川三代(2000年) – 徳川義直(幼名・五郎太丸) 役
- 義経(2005年) – 牛若 役
- 平清盛(2012年) – 源義経(遮那王) 役
- いだてん〜東京オリムピック噺〜(2019年) – 五りん(小松) 役
『葵 徳川三代』(2000年) – 初々しい演技が光る「徳川義直(幼名・五郎太丸)」役
神木さんの記念すべき大河ドラマ初出演は、2000年に放送された『葵 徳川三代』でした。
当時まだ6歳だった彼は、徳川家康の九男である五郎太丸(後の徳川義直)の幼少期を演じました。出演シーンは多くはありませんが、利発そうな瞳と、後の名優の片鱗を感じさせる存在感が印象的でした。
『義経』(2005年) – 国民的子役の名を馳せた「牛若」役
神木さんの名前を広く知らしめたのが、滝沢秀明さん主演の『義経』です。
彼が演じたのは、主人公・源義経の幼少期である牛若。美しくも芯の強い少年を見事に体現し、その愛らしさと健気な演技で多くのお茶の間の心を鷲掴みにしました。
この作品で、彼は悲劇の英雄・義経の少年時代という重要な役どころを、説得力をもって演じきったのです。
『平清盛』(2012年) – 7年の時を経て、再び演じた「源義経」
『義経』から7年後、神木さんは『平清盛』で再び源義経を演じるという運命的な配役を果たします。今回は幼少期ではなく、青年期の源義経(遮那王)として登場。
かつて牛若を演じた彼が、時を経て同じ人物の成人期を演じることに、多くの視聴者が感慨深く感じました。本人もこのオファーを「運命かもしれない」と語り、天才的な武将の才覚を持つ悲劇の英雄を、より深みを増した演技で表現しました。殺陣にも本格的に初挑戦し、弁慶との出会いのシーンなど、視聴者に強い印象を残しています。
『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年) – 昭和の噺家見習い「五りん」役
時代は大きく変わり、昭和を舞台にした『いだてん』では、物語の語り部である古今亭志ん生(ビートたけし)の弟子・五りん役で出演。落語家の見習いとして、物語の現代パートを繋ぐ重要な役割を担いました。
これまでの武士役とは打って変わって、コミカルで人間味あふれるキャラクターを生き生きと演じ、俳優としての幅広さを見せつけました。
神木隆之介、大河ドラマでの役づくりと評価
神木さんの大河ドラマにおける役作りで特に注目されるのは、やはり二度にわたって演じた源義経役でしょう。
2005年の『義経』では、まだ少年ながらも後の英雄の片鱗を感じさせる聡明さと、過酷な運命に翻弄される悲哀を表現しました。
そして2012年の『平清盛』では、7年間の俳優としての成長をそのまま役に投影するかのように、美しさの中にも強さや儚さ、そしてカリスマ性を持つ青年・義経像を確立。本人は義経について「素直で強いけど、美しくてはかない」「人がやらないことを大胆にできる。そういうところが尊敬できますし、あこがれます」と語っており、その深い解釈が演技に反映されています。
主な出演回リスト(作品ごと)
神木隆之介さんが出演した大河ドラマの主な登場回をまとめました。
- 葵 徳川三代
- 第17回「千姫婚礼」
- 第18回「異母兄弟」
- 第19回「将軍秀忠」
- 第20回「二元政治」
- 第43回「女の一生」(回想)
- 義経
- 第1回「運命の子」
- 第2回「我が父 清盛」
- 第3回「源氏の御曹司」
- ※以降、回想シーンを含め多数出演
- 平清盛
- 第35回「わが都、福原」
- 第36回「巨人の影」
- 第38回「平家にあらずんば人にあらず」
- 第39回「兎丸無念」
- 第41回「賽の目の行方」
- 第43回「忠と孝のはざまで」
- 第45回「以仁王の令旨」
- 第47回「宿命の敗北」
- 第49回「双六が終わるとき」
- 最終回「遊びをせんとや生まれけむ」
- いだてん〜東京オリムピック噺〜
- 第1部・第2部を通して、物語のキーパーソンとして多数の回に出演。
大河ドラマ以外の代表作品 – その多面的な魅力
大河ドラマで見せる重厚な役柄だけでなく、神木隆之介さんは数々の映画やドラマで多彩な顔を見せています。
映画『桐島、部活やめるってよ』での映画部員役、『るろうに剣心』シリーズでの瀬田宗次郎役、そして声優としても『君の名は。』や『サマーウォーズ』で主人公を演じるなど、その活躍は枚挙にいとまがありません。
こうした多岐にわたる経験が、彼の演技に深みと幅を与え、大河ドラマでの存在感を一層際立たせていると言えるでしょう。
Q&Aで解決!神木隆之介と大河ドラマの気になる疑問
- Q. 神木隆之介が初めて大河ドラマに出演したのはどの作品ですか?
- A. 2000年に放送された『葵 徳川三代』が初めての出演です。徳川家康の九男である徳川義直の幼少期・五郎太丸を演じました。
- Q. 神木隆之介が演じたことがある歴史上の人物は誰ですか?
- A. 大河ドラマでは、源義経(牛若、遮那王)と徳川義直(五郎太丸)を演じています。特に源義経は、2005年の『義経』で幼少期を、2012年の『平清盛』で青年期を演じるという特筆すべき経歴を持っています。
- Q. 神木隆之介が出演した大河ドラマを今から視聴する方法はありますか?
- A. 神木隆之介さんが出演した大河ドラマは、NHKの公式動画配信サービス「NHKオンデマンド」で視聴できる可能性があります。配信状況は時期によって変動するため、公式サイトでご確認ください。記事の最後にご紹介する配信サービスもぜひご参照ください。
まとめ
今回は、俳優・神木隆之介さんの大河ドラマ出演歴について詳しくご紹介しました。
子役時代の『葵 徳川三代』から近年の『いだてん』まで、4作品もの大河ドラマに出演し、それぞれで重要な役柄を見事に演じきってきました。特に、2つの作品で源義経の生涯を演じたことは、彼のキャリアにおいて特筆すべき点です。
これからも、神木隆之介さんが大河ドラマの舞台でどのような新しい顔を見せてくれるのか、ますます目が離せません。